「インスペクター(住宅診断士)に聞いたインスペクション(住宅診断)実例⑥」
お元気様です!(*゚▽゚*)!
梅雨入りしたというものの、空梅雨のようなスタートですね。
ところで、先日上野動物園でジャイアントパンダの「シンシン」が赤ちゃんパンダを出産しました!
同園でのパンダの誕生は5年ぶり5例目だそうです。これからの成長がと~っても楽しみですヽ(*´∀`)ノ♡
さて、本題です(*^_^*)
今回もインスペクション(住宅診断)時に発覚した問題点についてお話します。
今回の事例は「雨漏り」についてです。
築21年の中古マンション、和室の押入天井についた水染み跡を発見しました。
インスペクションした部屋は8階建ての最上階、
よって真っ先に雨漏りが原因で水染み跡がついたのではないかと想像することができました。
しかし、UBの点検口から屋根裏の状態をみると屋根裏にはウレタン系の断熱材が吹かれていますが、
特に雨漏りが発生した形跡は見当たりません。
では何が、、、
屋根裏を見渡すとUBの換気ダクトが外壁に向かって配管されていることに気付きました。
ちょうどこのダクトは押入の上部に配管されていることも確認できました。
上記の状況に依り診断者には、水染み跡の原因は次の可能性が考えられるとお伝え致しました。
1.UBから吸い込まれた水蒸気がダクト内で水になり、ダクトの接続部から漏水した。
2.冬場、外壁の換気孔からダクト内に冷たい空気が流入して、
ダクト廻りの空気が冷やされダクト外側に結露が発生。その結露水が落下した。
こうした事象を発生させない為には、ダクトの接続を確実に行い、
ダクト廻りには保温材を貼り付けるなどの対策が必要となってくるでしょう。
ホームインスペクションを実施することで、こうした事象の原因の可能性がわかり、
購入前や購入後に詳細調査や対策もし易くなってきますね。
いかがでしたでしょうか?
建物の不具合の原因が分かるか、分からないかでは大きな違いとなりますよね。
その後の対応をしっかりとしたものにするためにも
インスペクション(住宅診断)で原因を突き止めることは重要です。
インスペクションについてわかりやすく説明した動画はこちらから♪
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