「インスペクター(住宅診断士)に聞いたインスペクション(住宅診断)実例⑦」
お元気様です!(*゚▽゚*)!
明日6/21は夏至です。一年のうち昼間の時間が一番長い日。
冬至と比べると、約5時間ほどの差があるそうです。
一日は24時間ですが、なんとなく少し得した気分になるのは私だけ???
さて、本題です(*^_^*)
前回は雨漏りについてお話しました。
今回の事例は「閉まらないドア」についてです。
築17年の中古マンションの1室をインスペクションした時、
「建具と建具枠が干渉」しているためドアが完全に閉まらないという事象がありました。
調査を進めていくと、この建具枠は上下でおよそ10㎜傾いていることが
レーザーレベルによる測定で確認できました。
高さ約2mの間で10㎜の傾きともなればドアが完全に閉まらないのも当然ですね。
では何故、この様に閉まらなくなってしまったのでしょうか?
部屋内の間仕切り壁の下地には木材が利用されています。
おそらく、長年のドアの開閉や室内の湿度の影響により木材が乾燥収縮を繰り返し変形したことが
一つの原因として考えられます。
また新築時の施工不良の原因も一理あるかもしれませんね。
こうしたドアの状況のままですと、冷暖房が効かなかったり、風によりドアが勢いよく開いたりして
人にぶつかる危険性もあり、放置しておくべきではないでしょう。
建具枠ばかりでなく建具周辺の壁の傾斜も若干みられましたので
リフォーム時に下地から補修する必要性を依頼者にはお伝えしました。
こうして中古マンションにおいても、長年人がそこで暮らしていた訳ですから、
各部分の劣化や不具合箇所というものは存在します。
ホームインスペクションにより部屋の状態を知った上で購入することが重要です。
インスペクションを行うことで現状の不具合と対策が判明することが多くあります。
事前に不具合があることを知ることができれば、その後の対策を練ることができるのです。
購入検討中の物件がありましたら、ぜひ一度弊社でインスペクション(住宅診断)をしてみませんか?
インスペクションについてわかりやすく説明した動画はこちらから♪
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