「インスペクター(住宅診断士)に聞いたインスペクション(住宅診断)実例」
お元気様です!(*゚▽゚*)!
長い夏休みが終わり、この辺りでは今日が始業式!2学期の始まりです。
ところで、今日は朝から驚く出来事がありましたね。
北朝鮮のミサイル発射。北海道上空を通過したとのこと。(;゚Д゚)!
Jアラートで目覚めた方もいるのでは?今後、政府や米国の対応が気になります。。。
さて、本題ですヽ(*´∀`)ノ
今回から複数回に分けて実際のインスペクション(住宅診断)の事例についてお話させていただきたいと思います。
第一回目の今回は、「基礎コンクリートの剥がれが見つかった現場について」です。
築39年の中古住宅の床下に進入すると、コンクリートが今にも剥がれ落ちそうな箇所をあちらこちらで発見しました。
この様な基礎の状態では、構造上の強度はほとんど期待することができません。
何故、コンクリートが剥がれてしまうのか?
基礎内の鉄筋が腐食(錆び)し膨張することにより、コンクリートが押し出され、
ひび割れや写真の様な剥離を引き起こすことが原因と考えられます。
この現象は、”爆裂”とか”ポップアウト”と呼ばれています。
鉄は,ご存知の様に大変錆びやすい金属です。
しかし基礎内の鉄筋は、強いアルカリ性であるコンクリートに保護されており腐食しずらい状態になっています。
しかし,時間の経過とともにコンクリートのアルカリ性は低下し,やがて外気や水分により
鉄筋は腐食し始めることとなります。この現象を中性化といいますが、診断物件は、築39年という築年数から考えると、
コンクリートの中性化が原因で鉄筋が錆び、広範囲に剥離が生じたのでしょう。
また、コンクリートのひび割れから、水分等がコンクリート内部に進入し鉄筋を腐食させることもあります。
床下内は湿気が多いため、コンクリートのひび割れのチェックは定期的に行い鉄筋の腐食防止に努める必要があります。
住宅の各部は、年月とともに劣化していきます。適切な時期に適切なメンテナンスを施していかないと、
住宅各箇所の基本的性能は低下する一方で長期にわたり快適・安全に暮らすことはできません。
日本の住宅は、メンテナンスがなされなかった建物が多かったため、他の先進国のそれと比較すると
建物寿命が非常に短いのです。住宅を購入するということは、「住宅(資産)を維持管理する義務が発生する」
という認識を持つこともこれから重要だと思います。
いかがでしたでしょうか?
基礎の剥がれは住まいの安全、お客様の命に関わる重大な問題を引き起こす危険性があります。
このような問題を未然に防ぐためにもインスペクション(住宅診断)は重要な役割を果たすのです。
インスペクションについてわかりやすく説明した動画はこちらから♪
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