「インスペクター(住宅診断士)に聞いたインスペクション(住宅診断)実例⑦」
お元気様です!(*゚▽゚*)!
昨日までの暖かい陽気がガラリと変わって、今日は冷たい雨です。
秋雨前線の影響で、これからしばらく不安定な天気が続くそうです。
寒暖差が大きいので体調管理に気をつけましょ。
さて、本題ですヽ(*´∀`)ノ
前回は雨漏りについてお話しました。
今回の事例は「閉まらないドア」についてです。
築17年の中古マンションの1室をインスペクションした時、
「建具と建具枠が干渉」しているためドアが完全に閉まらないという事象がありました。
調査を進めていくと、この建具枠は上下でおよそ10㎜傾いていることが
レーザーレベルによる測定で確認できました。
高さ約2mの間で10㎜の傾きともなればドアが完全に閉まらないのも当然ですね。
では何故、この様に閉まらなくなってしまったのでしょうか?
部屋内の間仕切り壁の下地には木材が利用されています。
おそらく、長年のドアの開閉や室内の湿度の影響により
木材が乾燥収縮を繰り返し変形したことが一つの原因として考えられます。
また新築時の施工不良の原因も一理あるかもしれませんね。
こうしたドアの状況のままですと、冷暖房が効かなかったり、
風によりドアが勢いよく開いたりして人にぶつかる危険性もあり、放置しておくべきではないでしょう。
建具枠ばかりでなく建具周辺の壁の傾斜も若干みられましたので
リフォーム時に下地から補修する必要性を依頼者にはお伝えしました。
こうして中古マンションにおいても、長年人がそこで暮らしていた訳ですから、
各部分の劣化や不具合箇所というものは存在します。
ホームインスペクションにより部屋の状態を知った上で購入することが重要です。
インスペクションを行うことで現状の不具合と対策が判明することが多くあります。
事前に不具合があることを知ることができれば、その後の対策を練ることができるのです。
購入検討中の物件がありましたら、ぜひ一度弊社でインスペクション(住宅診断)をしてみませんか?
インスペクションについてわかりやすく説明した動画はこちらから♪
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